■ 概 要 ■
勇者となったプレイヤーは他のプレイヤーと協力してボスを倒しましょう。
ただし、プレイヤーの中には討伐失敗をもくろむ敵がまぎれているかもしれません。勇者は相手をよく見て仲間にしなければならなりません。
また、倒したときの報酬はみんなで山分けです。無事にボスを倒しても報酬が少ないこともあるでしょう。
仲間を信用するか、高い報酬を狙うか…。それとも諦めるか。
それは勇者となったプレイヤー次第です。
■ 準 備 ■
ボスカード(魔王、神)を台の中央に置きます。
光の勇者カードと闇の勇者カードの2枚をシャッフルし、
2枚だけの山札にします。
上記の4枚を除く役職カードをよくシャッフルし、
山札にします。
次に、最初の親プレイヤーを決定します。
ダイス、じゃんけんなど決定方法は自由です。
■ 内容物 ■
ダイス×12個、カード×18枚、説明書×1枚、点数トークン×4個
(カード内訳)
ボスカード×2
勇者カード×2
戦士カード×2
魔術師カード×2
賢者カード×1
僧侶カード×1
ギャンブラーカード×1
ハーフデビルカード×1
悪魔カード×4
魔女カード×1
堕天使カード×1
■ ゲームの流れ ■
1.ボスの体力決定
親プレイヤーはまずボスの体力を決定するため、ダイスを振ります。振るダイスの数はプレイヤー人数-1の個数です。振ったダイスの合計値がボスの体力になります。ダイスはボスカードのそばに置き、全員が確認できるようにします。
2.プレイヤーの役職の決定
親プレイヤーは勇者カードの山札からカードを引きます。
選んだカードの内容を確認し、裏にして伏せます。
その後、他のプレイヤーは役職カードの山札からそれぞれ1枚ずつカードを引き、内容を確認したら裏にして伏せます。
3.パーティーの決定
ボスに挑むパーティーを選ぶため、親プレイヤーを中心に話し合いを行ってください。
話し合いの時間は1~2分が目安です。
ボス討伐に参加したいプレイヤーは、自分の役職を伝えます。(ただし、嘘の役職を騙ってもかまいません)
パーティーに参加しないと得点できないため、親プレイヤーにうまくアピールしましょう。
また、親プレイヤーもどちらの勇者なのか騙ってかまいません。
話し合いの結果、親プレイヤーは誰を連れていくか、
それともこのターンは諦めるかを判断します。
◎諦めた場合は親プレイヤーのみ得点を1点減らします。
その後全てのプレイヤーは手札をオープンし、捨て札としたら次のターンに移行します。
◎パーティーの決定をした場合「ボスとの決戦」フェイズに移行します。
この時、パーティーに選ばれなかったプレイヤーは得点を1点減らします。
4.ボスとの決戦
パーティーを決定した場合、ボスとの決戦を行います。
親プレイヤーから順にカードをオープンし、全てのプレイヤーは正体を明かします。
(選ばれなかったプレイヤーもカードを表にし、全員の役職を明らかにします。)
全てのプレイヤーの役職が明らかになったら、パーティーに選ばれているプレイヤーはそれぞれの役職カードにある効果に従いダイスを振ります。パーティー全員がダイスが降り終わったら計算をし、パーティーの合計を決めます。
親プレイヤーと同じ背景の色をしているプレイヤーの
ダイスの値を加算、違う背景の色をしているプレイヤーのダイスの値を減算します。
詳しい計算方法は結果例を参考にしてください。
※役職による注意点
ギャンブラーは青背景の役職ですが、ダイスの目が奇数の場合は青背景にとっては減算、赤背景にとっては加算されることに注意してください。
また、赤背景に加算をしてもギャンブラーは青背景の役職ですので、パーティーは勝利しても自身は負けてしまうことがあるのでご注意ください。
■ 決戦の結果例 ■
決戦の結果例
例1)パーティーが光の勇者、戦士、魔術師、悪魔
ボスは魔王で体力が12です。
勇者が4と3で合計が7、戦士が3、魔術師が4と5を出し、5を選びました。
悪魔が1で、振りなおしたら2になりました。
7+3+5-2となり、合計は13でパーティーは勝利しました。
例2)パーティーが闇の勇者、悪魔、戦士
ボスは神で体力が8です。
勇者が6、悪魔が4で、振りなおしたら3になりました。
戦士が3で、振りなおしたら5になりました。
6+3-5となり、合計は4でパーティーは敗北しました。
例3)パーティーが光の勇者、戦士、ギャンブラー
ボスは魔王で体力が7です。
勇者が1と1で合計が2、戦士が3で、振りなおしたら4になりました。
ギャンブラーが2と5で合計が-3になりました。
2+4-3となり、合計は3でパーティーは敗北しました。
例4)パーティーが闇の勇者、悪魔、ギャンブラー、ハーフデビル
ボスは神で体力が14です。
勇者が7、ハーフデビルが3、悪魔が3で、振りなおしたら1になりました。
ギャンブラーが3と3で合計が-6になりました。
7+3+3-(-6)となり合計は20でパーティーは勝利しました。
5.得点計算
得点計算方法は2通りあります。
・パーティーが勝利した場合
親プレイヤーと同じ色の背景のプレイヤーは得点が加算され、異なる色の背景のプレイヤーは減算されます。
・パーティーが敗北した場合
親プレイヤーと同じ色の背景のプレイヤーは得点が減算され、異なる色の背景のプレイヤーは加算されます。
加算、減算される点数はボスの体力÷パーティーの人数
例:ボスの体力12÷パーティー3人=1人4点
割り算で端数が出る場合は、親プレイヤーだけ1点追加で加算、減算されます。
6.ターン終了
得点計算が終わったら、そのターンは終了です。
終了したら親プレイヤーは手札を勇者カードの山札に戻します。
他のプレイヤーは役職カードを捨て札にします。
※捨て札は山札に戻しません。
親プレイヤーを左隣に移し、1.からの手順を繰り返します。
■ ゲーム終了 ■
全てのプレイヤーが親をし終わるか、山札から全員分のカードを引けなくなったらゲーム終了です。 ゲーム終了時に得点が高いプレイヤーが勝者となります。同点のプレイヤーがいた場合、サドンデスとなります。
■ サドンデス ■
同点になったプレイヤーはダイスを2つ持ち、振ります。2つの合計がプレイヤーの体力となります。 次にダイスを1つ持ち一斉に振ります。それぞれのプレイヤーが自分以外のダイスの合計を自分の体力から減算します。 減算の結果生き残っているプレイヤーが勝者となります。 もし全てのプレイヤーの体力が尽きた場合は、マイナス値が少ない(0に近い)プレイヤーが勝者となります。 このゲームでも勝敗がつかない場合は、ダイスを1つ振り数が多いプレイヤーが勝者です。
■ 注意事項 ■
ゲームに関して発生した個人間のトラブルに関しては、当サークルは一切責任を持ちません。
紳士淑女にふさわしいプレイを心がけ、楽しいひとときを過ごしましょう。
■ 応用ルール ■
「ゲームの流れ」の「3.パーティーの決定」で選ばれなかったプレイヤーは次のターンもカードを捨てず、保持します。
カードを保持したプレイヤーは次のターン、山札からカードを引くか、保持しているカードをそのまま使うかを選択します。
山札から引く場合、保持したカードを捨て札としてください。
保持したカードをそのまま使う場合、山札からカードを引きません。
その他の流れは特に変更ありません。
このルールにより、通常ルールより捨て札が減りプレイヤーの役職がわかりにくくなります。
また、山札から減るカードの量が変動されるため、いつもよりターンが多くなり点数の駆け引きも変わったものになります。